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2次元娘とイチャツイチャウはなし

今年最初の更新です。よろしくお願いします!
今年は勇気が出ればコミケ的なモノなどに行ってみたいですw で、同人誌も出せたらいいな
節分絵も描きましたが微妙だったのでしまっちゃう。
今回のお話は何度も描き直しを繰り返している物語の、描き直し2回目のときのモノです。絵は元の話の根っこの部分のキャライメージなので若干ずれがありますw あと、文章表現とルールが非常に低レベルだと思います。それでも良ければ読んでみてください。(本文約12,000文字)

姉姫さき02

 SNSサイトでよく見かける診断ゲーム。
 診断したい名前を入力して『結果』ボタンを押すと、入力した名前に対してお題を提示したり、未来を予言したりしてくれる。もちろん診断はすべてネタ・ジョークであり、ただのお遊びにすぎない。
 ゲームオタのオレがこの診断をするときはだいたい自分の名前か姉姫さきという名前を入力する。
 姉姫さきはオレが崇拝する小説『エアルガスト』のヒロインの一人で、きりっとした淡褐色の瞳と淡い赤色の髪が特徴の剣士。荒れ果てた世界に突如放り込まれた主人公が最初のヒロインと遭遇しなかったら、を描いたルートⅡ部において、西の荒廃都市エンドルインにたどり着くと仲間になる。剣一筋で炊事洗濯どのスキルも全くのゼロのくせにやたらと世話を焼いてくるカオスなキャラクター。
 
  オレは、姉姫さきが主人公にとる行動から滲み出る純情さを気にいり、彼女と出会って以降ずっと愛しているヒロインである。

 今日は大学もバイトも休みだ。とりあえずいつものようにPCを立ち上げ、ネットで検索サイトやSNSで流れてくる情報をわけもなく眺める。
 暇だ。久しぶりに診断ゲームの新着を試してみよう。
『あなたの印象四字熟語』 姉姫さきの印象を四字熟語で表すと《変・態・野・郎》です!
 うるせーよ。
『思い残した事あったー』 姉姫さき、お前《未婚のまま死ねない》んじゃないか!
 大丈夫、オレの嫁。死なせはしないがな!
『動力源』あなたは《肉肉虚肉脂肉水水糞肉》で動いています
 ……
 ……


『あの子と仲よくなた―』
「ん? なんだ、このサイト、他の診断ゲームとサイトのデザインが違うような…?」
 フィッシングサイトだったりしないよな…
「ま、いいか。どうせこのPCにそんな重要な情報なんて入れてないし」
「姉姫さき、入力。『結果』ぽちっと」
 ページのタグに待機状態のぐるぐるが表示される。これ、名前あんのかな。
 しかし十秒、二十秒と待っても『結果』ページが表示されない。他の診断でこんなに時間がかかったことはないし、これはもしや本当に釣りで、いままさにウイルスや何かの類をPCが一生懸命ダウンロードしている最中なのでは……
 と、不安になってきた頃、ようやくページが更新された。なんだ、びっくりさせんなよ。で、結果。結果は? 少々のいらつきを覚えながら更新されたページを目で追っていく。
《姉姫さきと一方的なHで仲よくなたー!》
「待たせた割に診断結果はあっさりしてるな。もっとこう、すっごいインパクトのあるのが来るかと思ったぞ……」
 結果の下部には注意書きがつづられていた。普段ならこんなもの気にもとまらないんだけど、デザインが微妙に違うせいだろうか、しっかり読みこんでしまう。
「この診断によってトラブルが起きた場合でもサイト管理者は一切の責任を負いません。全て自己責任でお願いします。なお、当診断は二回まで無料となっております。三回目以降は有料となりますのでご注意ください。」
 いや、こんな暇つぶしにお金かけて何度もやろうと思わねえよ。商法ミスってるよ管理者さん。
 そこで、さっきのページ更新の重さが気になった。考えてみれば、ウェブメールの登録とかに住所を入力したりしている。危険かどうかわからないが、かえってそれが不安を増幅させてくれる。
「念のためウィルスチェックしておくか」
 やっぱりヒマで、チェックが終わると早々に電源を切り、それからパソコンを置いたちゃぶ台の前で横になった。
 暫くして空が暮れ、近くの街灯の明かりが部屋に入ってきた。あれからずっと意識を現実と夢の間にうろつかせていたのだが、それは強制終了という形となった。
 不意に家の呼び鈴が鳴り、飛び起きる。
「一人暮らしを始めて以来一度もなったことのなかった呼び鈴が……?」
 休みすぎてがんがんする頭をかきながら重い体を玄関まで持っていく。覗き口を確認、
 「は?」
 覗き穴から見えたのは夜風でべたついた赤色の髪、胸と腰を軽く隠す程度のぼろっちい服。
 見るからに、『姉姫さき』だ。
「なんてこった、ウソだろ」
 しかし、堂々と仁王立ちで構えているように見えるが、丸こくも鋭さのある目がどこか所在なさげにあちこち泳いでいる。
「あ、オレが出ないからか」
 出て、なんていえばいいんだ。こんばんは?どちらさま?姉姫さきさんですか? いやいや、そんなわけない! どうしよう…出て…こんばんは?… …
 思考がパンクしループし始めたころ、ピポーンッともう一度呼び鈴が鳴る。慌ててドアを開ける。
「お!」
 きょとーん、玄関から出てきたオレが声も出ず放心しているのを見たその女はこほんと咳払いして自己紹介を始めた。
「その、私はさきという。よろしく頼む。」
 うんうん、そう、しゃべり方までおんなじだ。
「姉姫… さき…」
「そうだ! 私のこと、知ってる……?」
「…ああ!知ってる知ってる! 完ぺき! しゃべり方も見た目も衣装も、何から何まで完ぺきな姉姫さきだ! 大ファンだよ!」
「そ、そうか、なら、話が早い…」
「恥ずかしながらここがどこかわからなくてだな、もうじきひと雨来そうだし、宿も見つからず。どこかで一泊、できたら腹も満たせればと思い、彷徨い歩いていたのだが…」
「え、つまり、うちに泊めてくれと?」
「…そういうことだ。」
 ええ、なに、え? この人、コスプレのイベントとかの帰りじゃなくて? マジモンの姉姫さきのつもりなの? 
「だめだろうか…」
 い、いや、良い悪い以前におかしいことになってるって。
 そうこうしているうちに、背後からはしたたと雨のノイズが混じり始めた。わけはわからないが、この子本当にバッグの一つも持っていない。とりあえず雨宿りくらいさせてやってもいいかな。
「いいよ。晩御飯も、簡単なものでよければ。」
「おほ、本当か! やったっ! 恩に着る!」

 オレは安もののちゃぶ台を挟んで姉姫さきと対面で座り込んでいる。
「いくつか聞きたいんだけど良いかな」
「ああ、答えられることならなんでも。主どのは恩人だからな!」
「どこから来たの?」
「エンドルインの南西にあるホープという集落だ」
「じゃあ、そこからどうやってここへ?」
「わからん。森を抜けてでたら、いつの間にかこのあたりに」
「君が本当に姉姫さきだと証明することはできる?」
「…何をもって私を私と証明できるのだ。私には見当もつかんぞ」
「本当の姉姫さきならおっぱいの下面に黒子があるはずだ!」
「そ、そうなのか… いや、なぜそれを主殿が知っている!」
「ほら、そのふっくらしっとりな胸を持ち上げて、裏を見せてごらん」
「う、ぐぬぬ…」
 少々頬を染めて、しかし、他に自分を証明する方法も思いつかないさきはしぶしぶ、左右の乳を片方ずつ持ち上げる。オレもその乳をのぞきこむ。
「ま、まさか。 ……あるぞ、ほんとうに。」
 オレの反応を見て、さきも自分の乳の裏を確認しようとするが、その豊満な実が邪魔で確認する事が出来ない。
「え、本当にあるの? ちょっと気になるんだけど…」
 ある。まさか、偶然か? 信じられない。いや、もしかしたらペンでチョンとつついただけかもしれない。乳裏のこげ茶の点をカリカリと引っ掻いてみる。
「ひぁ、ちょっと!」
「確かに本当に黒子はあった。だが、もうひとつ信じられる証拠を確認したい。背中を見せてくれ」
「こ、今度は何だ。剣の傷か?」
「そう。本人なら生々しい傷跡が服の下に隠れているはずだろ?」
「それなら、ほら、めくってみろ。あるはずだ。」
 彼女が後ろを向いたのでオレは黒くて伸縮性のある巻き布を上にずらしてみる。
「たしかに、君は姉姫さき本人だ。」
「わ、わかってくれたか、よかった。」
 肩甲骨から背骨にかけて一五センチほどの大きな傷跡だ。その部分だけがぷっくり膨れて、皺がなくつるつるになっていた。どう細工しても目の前で凝視しても見分けられないようなきずなど造れるはずがない。間違いなく本当の切り傷だ。
 本物の姉姫さき。
 二次元の姉姫さきがここに……
「……わかった。いいよ一泊でも二泊でもしていくといいよ。」
 オレはほっと息をつくと、なぜだか疑問や疑いのようなものが消え去った。たぶん、考えるのをあきらめたんだと思う。
 部屋に張りつめていた妙な緊張が解けたのを感じたのか、さきも背を丸くし、安堵の表情を浮かべた。
 … …
「ぎゅぎゅぎゅわわ~~~」
 静まり返った部屋に、突然すごい音が鳴った。
「なに?……」
「な、なんでもない。気にするな。」
 さきは赤くなる。
 暫く聞き耳を立てて様子をうかがっていると、
「ぐくぎゅっぎゅぎゅ……」
 また鳴った。
 … … 
 これは、
「……腹減ったのか?」
「……うん」
 そういえばもう夜だ。
「飯作ってくるわ」
「うん」
 台所へ行き、カップめんを戸棚から二つ取り出したとき、今度はボッと地鳴りのような音がしたので居間を見てみたが、そこには透き通った朱色髪の美少女がポツンと座っているだけだった。おれは、気に留めずやかんに水を注ぐ作業に取り掛かった。
 
 クシー、いや、匂いが。
 食事を終えると、訪問者があくびを連発し始め瞼を重そうにしていたので早々に就寝することにしたのだが、数分たたずについに耐えきれなくなった。
 姉姫さきがうちに来てからずっと漂っていた匂い。正直、あのたゆんたゆんなおっぱいに顔を近づけた瞬間に確信をもった。この子、臭い。
 汗臭いというかなんというのか、すっぱいような、灰色っぽいような(いみわからんな)、肉っぽいような、そんな感じの匂いが混ざり合った匂い。
 ちょっと臭うくらいならむしろこんな美少女の体臭毎日嗅ぎたいくらいだ。が、ちょっと匂いがきつ過ぎる。鼻がおかしくなりそうだ。で、つい言ってしまった。
「寝るより先に、風呂入ったら?」
 女の子相手に言葉、悪かったか…
 さきは腕を伸ばし、自分の匂いを嗅ぎ、少し戸惑ったようにして微笑んだ。
「す、すまない。風呂、入ってきてもいいのか?」
「どうぞ、お湯張ってないからシャワーだけで我慢して」
「しゃ、しゃわー? ……わ、わかった。では貸してもらう」
 浴室の場所を教えてやり、その姿を見送る。
 いや、それにしてもきれいだ。臭うけど。背中から腰のラインは張りがあって筋肉質だ。太ももも横からだと極太。大根の倍くらいの太さがありそうにみえるが、後ろから見てみると意外にもすらっとしていて、足が長い。腰幅の広さは齢十九とは思えない、女を主張している。上から下までどこを見たって興奮してしまいそうだ。このスタイルの持ち主でありながら、彼女はあのゲーム上では七歳の頃から現在まで十二年間ずっと剣一筋でいきてきたのだ。男性経験など皆無、せいぜい仕事で付き合いのあった倍以上も歳の離れたオヤジどもが相手だ。そういう環境で生きてきた、そういう設定だ。
 設定?
 まてよ、考えてみれば姉姫さきはゲーム上の人物だ。二次元の存在、本来現実にいるはずのない存在なんだ。実在しない人物を相手にオレは何を気ぃ使っているんだ? 彼女が元の世界に帰ってしまえばオレが何しようと全てはなかったことになるんだ。憧れの姉姫さきを眼前に、緊張なんかして、あわよくばお近づきにぃなんてどこかで思ったりして。
 そういえば、そうだ。
 どうせ仲良くなるんだったらあの診断ゲームの言う通りにしてやろうか。おもしろい。
 あの診断をしたら現実には存在し得ないキャラクターが本当に目の前にやってきた。これで、あの診断に従って本当に仲よくなれたなら、もう一度やってやろう。そうか、だから有料なのか。本当に体験できるから、リピートしたくなるんだな。これは大金をはたいてでも診断してしまうだろう。商法間違ってるなんて言って悪かったよ。これは神だ。まさしく神業だ。
 オレが普通じゃありえない出来事にひとつの結論をつけたところで、風呂場から変な音が聞こえてくる。ごとごと、ごん、ごん、その嫌な予感のする音に混じって彼女の声も聞こえてきた。
「ひゃああ! あぶぶぁぷ、なにこれイタッ、いゃ、ちょっと、あぷぷ助け!」
 これは、オレにか? オレに助けてと言ってるのか? というか、状況がだいたい想像できたぞ。
 小走りで洗面所まで行き、大丈夫か、と声をかけようとした瞬間、気付いた。
 こ、これはフィクションだ… さっき結論出したじゃないか。まだ心がセイブしてるぞ。
 そうだ、ここで今考えられる最良の展開は!
「どうした!」
勢いよく浴室のドアを開け、一歩踏み入れる。
「へっ?」
 さきはドジョウすくいのようなポーズで動きが固まり、顔がみるみる赤くなっていく。
 さきの裸姿。ゲームでは絶対に見ることのできない領域を豪快に晒している。オレは鼻の下が伸びてないか確かめたかったが、今も足元で暴れ続けているシャワーのノズルが洗面所も勢いよく濡らし始めている。とりあえず、もう一本の脚も浴室に入れ、ドアをしめる。
「だ、大丈夫、ちょっと待て」
 足で抑えつけ、ホースを持ち上げる。
「シャワーはわからなくても水の出し方はわかったと?」
「ふぇ、ええと、こう、レバーがあったから、それを下ろしたら下の管から出るのだとと思って、そしたら上から水が。そして、この硬い先端が暴れまわって」
 この子は『エアルガスト』の荒廃した、新たな文明がはじまとしている世界の、野生も同然の環境に生きてきたはずなんだ。この現実世界の常識なんて通用しなくて当然だろう。
「仕方ないな、オレが代わりに洗ってやるよ」
 そう、一方的に、なんとかオレが。帯刀していないさきは押しにすこぶる弱いのだ。
「えぇ、でも、主殿、私は水さえ出れば体は洗えるのだが」
 あ、あんまり嫌がらないで! 確信がぐらつくから。強引にやるって決めたのに、決意のゲージがゼロになったら心が遠慮と優しさに支配されてしまうから!
「まあまあ、オレがボディーソープを使って君を綺麗にしてあげるから」
「ぼ、ぼでい・そーぷ?」
「そう。ほら、浴槽に腰をおろして」
「で、でも。ちょっとうう」
 ちょっと強引にさきを座らせる。オレが入浴時いつも使っているタオルにボディソープをちゅっとのせ、少し泡立てると背中から尻まで一気に掻き撫でる。
「あ、ふぅぅ」
 目の前の娘は背を丸めて色っぽい声を漏らす。
「気持ちいいか?」
「ええっと、」
 ゴシゴシゴシ
「……うん」

 泡立たない。タオルもすぐに茶色くなった。
「おい、あんた超絶美人のくせに身体汚れまくりだな。前回風呂に入ったのいつなん」
「うぐぐ… 昨日もおとついも、水浴びで済ましていた。身体をきちんと磨いたのはもっともっと前になる。まさか、殿方に間近で身体を見られることになるなんて、思ってもいなかったのだ。そもそも生きているうちにこんなに誰かに近づくことなんてないとおもっていた」
 この姉姫さきは、ゲーム世界において主人公と出会っていないという設定で間違いないだろうか。
「すまない。なんというか、恥ずかしくて消えてしまいたい」
「そうかそうか、いいよ。そうやって恥ずかしがる君も美しい。ハイ、腕をあげて」
「そこまでしてくれるのか、恥ずかしいんだが。」
 そういうがきちんと肘を上げる。まずは腕から、ゴシゴシゴシ
「だから、そんな君が可愛いんじゃないか。好きだよ、その照れた顔も」
「す、すすす好き? カワイイ?」
 濡れた頭はぼうっと湯気が出そうなくらい熱を出した。可愛い! 同時に頭からは数日溜めこんだ自身と自然の香りが漂ってくる。シャンプーもしてしまいたいが、今はそれどころではない。脇腹をやり終えたらついにあの場所なのだ。間を開けてしまったらガードがきつくなってしまう。
 なんともない、自然な流れを意識して、ちょっとあばらを念入りに撫でた動作の後に、その手を前へ。さっきカリカリした黒子の所に指を滑り込ませる。
「!」
 今まで言葉では抵抗感をあらわしていたものの身体で抵抗するそぶりは見せなかったさき。さすがにこの部分は反応がちがうようすで、その柔らかなところに触れたオレの腕を、脇を上げた状態のままぐっと掴んだ。
 しかし、一方的に行くと決めたオレの手はそのままその温かい膨らみを掬いあげる。ついでに彼女の脇腹に添えていた左手も、空いてる方の乳を持ち上げる。
「ひやっ!ちょっと、そこはいい!」
 泡のついた右手を動かし、ふくらみの中にある突起を何度か指でぬるっとこすってみる。
「うっ うん… うん…」
「ほらみてごらん、タオルの色が変わってしまった。相当垢がたまってるんだ。しっかり落としてやるから、くすぐったいのは我慢してくれ。」
「く、くすぐったいって、これも、その、この感じもっんっ、くすぐったい なのか…」
 この娘、他の男との接触がないと言っていたが、自身でも意識したことがないのか。なんと都合のいいことに姉姫さき、あんたはチョロイのかもしかして。そうなればここは露骨ないかがわしいニュアンスでは行かずにあくまでまじめにしている風で通した方がいいか。
 軽く方針を定めて言葉を返す。
「むずがゆいんだろ。それ以外の何の感じがするんだ?」
「うう、それはその…」
 言葉が見つからないのか、恥ずかしくて言えないのか、その身体はますます熱を帯びてくる。
 さらに、あくまで平常心を装って、言おう。
「ここを磨く時にする君の顔は特に可愛いな。減るもんでもないし、もう少し念入りにゴシゴシしておくか」
「ひぇ! うそっ あぅっ」
 柔らかく、心臓の熱を貯めこんだ脂肪を軽く、大きくもみながら、硬さの違う薄く赤黒い部分を摘み、よくほぐす。
 もみもみもみ くりくりくり
 器用に左手を使い、両の胸をもみほぐす傍ら、右手は臍、股関節へとやさしくブラッシュしながら進めていく。両腿に直接ボディソープの液を垂らし泡だててやると、少しふやけてきた右手で直接、内腿を撫でる。
 さきは、次第に息も熱くなってきて、オレの胸に寄り掛かるように身体を預ける。頭は鎖骨の上に持たれかけふうふうと耳元で荒い呼吸をしている。文字を読み、脳内に投影した二次元映像とはまったく異なる。視界の数センチ下に自分と同じスケールの頭がある。濡れた全身から蒸発した水気がオレの服に染み込んでくる。暖かい。
 突如現れたヒロインの圧倒的な存在感を身体で受け止め感慨に浸りつつ、手はしっかり動かす。すると突然、
「あっ」
 突然そういって立ち上がろうとしたさきをあわてて座らせる。内腿を撫でている時に親指の付け根が無造作に散らばる毛のところにあたったかもしれない。
「急にどうしたんだ、まだ洗い終わってないぞ。」
「ええと、それはその……」
「なんでもない。 ……かもしれない」
「なんだそれ。」
 気付くとオレの腕にぎゅっと掴まっていたさきだったが、よく見ると一瞬その肌が粟立っていたようにみえた。身体はもう十分に用意ができているようだな。
「寒い?」
「も、問題ない。続きを頼む。」
 さきのいたって無垢な要求に従い、左手も腿へ移動させる。
「なんだったら、胸は自分の手でこすっていれくれるか?」
「うぅ、しかし、ちょっとその黙っていたのだが、ここ、触るとビリビリとなってその」
「うん?」
「全身にこう……」
「い、いや、何でもない! む、胸は自分で揉む。主殿は他を洗ってくれ!」
 かわいい! やばい、超可愛いよさきチャン!
「じゃ、オレはこのままここを」
 泡を足の付け根に寄せ集め、四本の指の腹で掬いあげると、白い泡は思った以上にぬめりを伴って少し糸を引いた。
 オレの心臓はどくんと髙鳴り、下半身もいよいよ力強くみなぎる。身体を洗う事とを言っていたが姉姫さきも本当は声を上げたいほどに感じているだろう。
 尻の方まで指を持って行き前へ向けてなぞるとさきは一瞬背中をこわばらせた。オレの横の瞳がこちらに向いた気がした。
 もう一度、今度は手のひらを股へ滑らせる。さきはやけに力んでいるようで尻肉がカチカチになっている。それを脱力させるべく、四本の指を皮膚の割れた部分に当て、特に割れ目のつけねの丸く膨らみかけた脈部を狙って左右に連続して擦ってみる。
「ああぅっ!」
 湿った声は切迫したような色である。が、手の動きは止めず更に細かく激しく擦りつける。オレの指の方が振動で痺れてきそうだ。
「うっ ふくっ」
 動かす向きや強さ、速度を変えながら数十秒ほど手攻めを続けると、さしもの荒廃世界の剣聖(のちにそう呼ばれる)も身体から湧き上がる恥ずかしい痺れを自身の体内に隠しきれない様子で、忙しなく身体をよじり切れぎれに声を漏らす。それでも表情は何でもないように振る舞おうとしていて、口元がむずむずとゆるみ、閉じていることに必死になっている。かわいい!
 オレがさきの恥部をぬりぬりと刺激していると、耳元からは不規則に聞こえる上ずった声から、指先のぬれ具合から彼女の可憐な叫びが伝わってくる。オレももう限界だ。彼女のこんな愛おしい姿、見ているだけなんて。
「ん、あはあぁぁ。も、もうやめ、て」
「よし」
 ぴたと手を止める。
 さきの身体からくたーと力が抜け後ろに寄り掛かってくるのをオレは待たず、止めた手を腹に回し持ち上げる。
「あ、主殿、どうした。ちょっと待ってくれ、なんだか足に力が入らない……」
「待てない。オレが支えてやるからじっとしてて」
 下を見ると確かに足はがくがくしている。というか、そのことを抜きにしたって姉姫さきはさっきからオレの行為に抵抗しない。この子ならその気になればオレなど瞬殺だろうに。本当にエロいのに気付いてないのか?
 でも、そんなことはもういい。さっきから耐え続けていた衝動はもう考えるよりも先に身体を動かしていた。
 片手で自分の濡れたボトムを乱暴に下ろす。下半身はもう片方の腕から感じる姉姫さきの柔らかい肌と温もりに強く反応し、血液が先端まで巡り硬く大きく、貫くモノを探している。
 その動きを読み取ったのか、さきは後ろ下を確認。焦ってオレの腕を振りほどこうとし、勢い余ってまえのめり壁に腕をつく。
「主殿、それはつまり、私を……」
「嫌なら差し込みはしない。けど、やめろと言うにはもう遅過ぎるよ。逃げるタイミングならいくらでもあった。そうしなかったってことは少なからず次の展開を待っていたんだろ?」
「わ私はその、身体を磨いてくれていると…」
「すっごい気持ちよさそうにしてただろ。かくしきれてると思ってた?」
 さきは壁の方に目をやり沈黙する。心なしか腰を反らせ差し出してきたような感覚があった。
 微熱の掠れる吐息をこぼしながらじっと、腰から下はひくひくしているがおとなしくしている様子をみて、次の行動を認めたと解釈する。
 ここまで理性で交渉を行えたのは奇跡だろ。行くぞ!
 とろとろと糸を垂らすさきのそれに脈打つ棒をあてがい、亀裂の内側に押しつけ前後に動かす。さきの尻に下腹部を何度もぶつける。そのたびにさきは高い声を上げる。
 勢いを持て余す物を割れ目の中に差し入れたいのだが、やっぱりその場所はまだ開かれていないようだ。はやる気を前後の動作に込め、オレは濡れた髪がはりつく耳元に気配を寄せ囁く。
「中に入れてもいいの?」
「だ、だめ。裂ける。いたい、ぜったい。」
 ここにきて拒まれるか。しかしもう行為は止められない。仕方ない。
「じゃあさき、こっちを向いて」
「んぬ」
 素直に振り向いたさきを抱きしめ、片手で肉付きよく重たい腿を持ち上げる。
「しょうがないから中は無しで一気に行くよ」
「い、いっき?」
 持った腿をこちらに引き寄せ、上に向かっていきり立つモノと裂け目から貪欲に涎を垂らすモノを密着させる。
 棒筋の先端はさきの複雑に収納された秘部から内部で勃起しているそれへと摩擦していくと下半身の強烈な痺れを覚える。その感覚をもっと強く感じたくて、どんどんと激しく突き上げていく。
 さきは悲鳴を何とか口の中にとどめ、ひん、ひんと泣き出しそうになっている。
 オレの背中にぎゅーっと腕を巻きつけているこの娘は本来架空の人間なのだ。次に瞬きをしたら姿が消えてしまうかもしれない。自分にとってそのくらい曖昧で不確定な人物なのである。
 そう考えると下半身から感じ取る熱や触感、耳元で聞こえる彼女の喘ぎは現実感を一層強く主張する。
 顔をよく見つめてみる。目を合わせてくる瞳は涙を薄く浮かべ、何かを訴えかける感情が見える。腰で突くたび髪から水滴が飛び散りバスタブの底に落ちていく。視線を下にやると、さっきから頼りなさげになっていたさきの膝ががくがくと激しく震え始めた。
「ああ、主殿っ、すまなっ」
 震える喉から絞り出される言葉と同時にオレの脚がさきの両膝に思いっきり挟まれた。更に続いて擦っていた棒筋に強い圧を感じた。刺激をしていてさきの反応が一番良かった部分よりもう少し割れ目の中の辺り、そこから鋭く火傷しそうに熱い液が噴き出している。オレの休みない摩擦攻撃に負けて失禁してしまったんだな。思えば、さきは何か言いたげな顔をしていた。
さっき突然立ち上がったあの時からもしかしたら催していたのかもしれない。
「はああぅ、すまなぃ、我慢しきれなくれぁあううっ! なさけ、ないあううっ」
 腰の動きを止めないからだろう、爆発する性感のせいで上手くものを言えていない。
「か、かわいい… いや、魅力的、だよ!」
 それはオレも一緒か。オレももうそろそろ頂点に達しそうだ。さきの声はとても苦しそうだけど、わるいね、このまま最後まで腰振るよ。
 それにしても放尿長いな。細く勢いよく噴出する湯はその裂け目を荒くなぞる棒筋や袋に全てぶつかり大きな音を立てて足元に落ちる。
 新しい刺激はオレだけのものではないようで、さきもまた激しく腰を痙攣させている。締まりがなくなり顎に涎を垂らす口が目に入り、思わず自分の口をあてがった。
「あ、主、殿、何かっ、ああ!」
 さきは急に腰をかくかくと押しつけてきた。勢いが弱まってきた尿がそれに合わせて断続的に出るようになる。
 オレも急激に高まってきた股関節の疼きに応えるようにさきの下半身への擦りつけを激しくする。思わず背中が丸まり、下半身が素早く痙攣する。
「うっ、うくっ、さきっ……」
「ぁあ、あう? 主殿、臍に熱いものが」
「ご、ごめん。かけちまった。洗い流すから……」
 オレもさきも脱力し、バスタブのふちに腰かける。
 それから暫くそのままの格好で抱き合い舌を重ね、緩やかに尻を擦りあった。
 

 古アパートに一人暮らしのオレが布団を二つ持っているはずもなく、二次元の存在であるはずの姉姫さきへそれを譲り、自分はその隣で肌寒い思いをしながら就寝した。
 風呂から上がった後、無理やりに如何わしい行為を始めた事に文句を言いながらやけにツンツンしていたさきを見てオレは、結局強引にHしても仲よくなんかなれんだろと、あの診断に従った自分を馬鹿らしく思ったわけだ。
 しかし一転、床についてまどろんできたところでさきはうふ、ぐふふと変な声を上げ始め、しきりにオレに話しかけてくる。
 なんだよ、やっぱまんざらでもなかったんじゃないかと腹の中で思いつつ、今度はできるだけさきの機嫌を保とうと会話した。たぶんオレのモノが硬かったとか胸を揉まれたりあそこを撫でられた時に気持ちが良かったのを我慢するのが苦しかったとそんな感じのことを満足げに話していたと思う。
 さきの話声がいつの間にか聞こえなくなったのを感じたころには夢と現実が混ざり合っていて、さっきまでのそれこそ夢のような現実が終わったんだと理解していた。
 そこからは姉姫さきの肌肉の匂いや腹の柔らかさなどを繰り返し思い出して意識はフェードアウトしていった。




 日差しが顔に降り注いで眩しかった。目を開けると陽があたっているのはそこだけで、窓の外は思いのほか暗かった。
 外からさわさわというノイズ音が聞こえる。まだ小雨が降っているんだろう。時計は午前七時。
 ふと脳裏に焦燥感のようなものを覚え、昨日の出来事が一気によみがえる。
「さ、さき。そうだ、姉姫さき!」
 そういえば気配がない。布団は、オレがかぶっている。しかし、敷布団は窓際に。
 さきはやはりいない。
 どっと眠気かけだるさを思い出し、そのまま敷布団に倒れこむ。
 そうか。これなのか。
 診断ゲームは三回目以降有料とあった。あの診断を行えばたとえ存在しない人物とでも知り合える。そして結果的に寝る前にはあんなに満足そうに話をしていた。診断通りに行動したらタイトル通り仲よくなることができたというわけだ。
 それが次の日、この喪失感だ。
「何度だって診断しちゃうだろこれ」
 ちゃぶ台のノートパソコンまで這って行き、開く。
 そこで気付く。
「なんだこのセピア色のグシャグシャは……」
 パソコンの向かいに、茶色っぽいような灰色のような、カラカラになった汚い物体が皿に乗って置いてあった。
「なんじゃこら……」
 直に匂いを嗅いでみる。噎せ返る。なんじゃこら!
 つついたら爆発しないまでも毒ガスか何か噴き出したりしそうだな。新聞紙にくるんでガムテープでとめて、ビニール袋に入れてゴミ箱に捨てよう。
 その皿を危険物を持つように慎重につまんで台所へ向かう。
 グシャグシャをこぼさないようしっかり見ながら歩いていると背景に普段は見ない色彩が入り込んできた。その色にどっと心臓を鳴らす。
 背景にピントを合わす。
「姉姫、 …さき!」
 お、おかしいな。あれ、何でいるんだ?
「主殿、起きたか」
「帰ったんじゃ…?」
「? 起こそうかと思っていたのだ。盛りつけの塩が見当たらなくてな」
 塩を、盛り付けるのか……
「っていうことは、この皿に乗ったでっかいカスはさきの作った料理か」
「カ、カス……?」
 しまった。声に出しちゃった。いやそれより、診断ゲームが完了したら元の世界に帰ってしまうと、はじめからどこかで思っていた。
「確かに、私はこういうことは得意な方ではないのだが、それにしたって失礼ではないか」
「いやいやいや、こっちはそれどころじゃないんですよ! 後先考えずあんなことしまってオレは……」
 やはり表情は隠そうとするも読みやすい。あきそうになった口を頑張って閉じ、みるみる赤面していく。かえって恥ずかしい顔になってる。
「いや、その、あれは…… 悪くは…」
 先は口ごもり、しばしの沈黙ののち、無理してクールな顔を作る。
「も、もうこの話はやめだ。 ほら、朝飯を食べるぞ」
「このセピアマターをか!」
「食べてみると案外おいしいかもしれないぞ。味見はしてないが」
 まてまてまて、出来上がったものを見て不安にはならないのか! 自分で確認もせずにこれをオレに食わせるのか! 入院する金なんて用意できないぞ!
「それと、箒があったら後で掃除もしておくぞ。これから宿を借りる身だ。できることは何でもしなければ主殿には申し訳がないからな」
「待て待て待て、これ、から、だと?」
 それに掃除なんてされたら、家が使い物にならなくなる!
「そうだ。今日はまず、私の腰差しを探そうと思うんだが、付き合ってはくれないか?」
 うわあああ! それを回収されるともう手には負えない、オレの命が危ない!
「ほら、食べないのか?」
 ザッフ……
「ほら、あ、あーんしろ」

 悲鳴はアパート別館の大家まで聞こえたらしく、後でおばさんが文句を言いに来てだな……


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