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霧島の密かな失態

んーこれ用に書いたものの、マンガにするまでに至れなかった作品です。清書もしてません。
短すぎて微妙なのと、吐き気描写があるので苦手な方は見ない方が良いかもしれません。

 金剛の誘いで開かれた飲み会、今回は提督の部屋での開催となった。
 普段提督を呑みに誘う時は二人きりで飲みたがる金剛だったが、今回は妹分の三人を連れてきたのだった。
「比叡、大丈夫か……?」
「うぅぅん…… きあい、きあいでなんとか…… ……」
「ほら、少し横になって休んでなさい」
 肩を貸しベッドに寝かせてやる。
「しれぇ……」
「ん?」
「ベッド、やわらか……」
 酔いのせいで苦しいのかと思ったが意外と大丈夫そうだな。少し寝せて部屋に帰してやろう。

 そして夜も更け、顔を真っ青にして最初に帰って行ったのは霧島だった。

「姉さんったらあの中で私が一番アルコールに強いからって、私にばかりお酒を注いで……」
 流石の霧島も足取りがおぼつかない。それでも急いで前へ進む。
「うぶ…… お手洗いへ急がないと……」
 廊下の最奥のトイレが無理なら最悪もう少し手前にある給湯室でもいい。とにかく急がないと上と下から汚いモノを吹き出してしまいそうだ。
 お手洗いまで残りおよそ20メートル、いや30メートル…… 
 大量の酒が回って距離感と計算能力が鈍っている。更に、一歩進む毎に胃が揺れ不快感が増していく。これは駄目だ。トイレの便器まで間に合わない。
そう思った所でちょうど、給湯室の前にたどり着いた。
迷いもあったが霧島のふらつく足は既に目的地を変えていた。
「こぷっ……」
(ああっ、もう駄目……!)
 霧島は照明を点けることもなく真っ暗な部屋をまっすぐシンクへかけていく。
「お…… ……」
 両手でシンクの縁を掴み、アゴをつき出す霧島。眼鏡がズレるのと同時に更に深く前のめる。

「げえええ!」
びたたたたたたた

 しゃあしゃあと滝のように吐き戻す霧島。額にじっとりと汗をかき、瞳には涙を浮かべている。
 俯き加減のため綺麗に整った髪が頬にかかり吐き出す液体に触れそうだが、それを気にかける余裕はない。
 嘔吐に全集中を傾けていると変に腹圧がかかってしまったらしく、不意に尻から熱いものが漏れ出す感覚があった。
 びゅるる……
 はたと我に返る霧島。慌てて下半身を緊張させると更にビューッと漏れ出て止まった。
 嘔吐感に急き立てられてそれどころではなかったが、下腹部にも違和感を抱えていたのだった……
「いけない。着ているものまで汚してしまったら一人で事を済ませることができなくなってしまう……」
 まだ胸のむかつきが残るが、トイレに向かわなければまずい。そう判断した霧島はなんとか喉の
口内の汚物をぺっと吐き出すと、蛇口を捻りなんとかシンクを綺麗にした。

 胃が軽くなり若干だが酔いも冷め、さっきよりしっかりとした足取りでトイレへと向かう霧島。
 容姿からも容易に想像がつくような真面目でしっかり者の彼女は今、下着の中の悲惨な状態にさっきまでとは違う汗を滲ませている。
 股を動かす度、つぶつぶとヌルヌルの混ざった液体が擦れ、パンツは漏れ出た半液体の少なからぬ重みにタプタプと揺れる。
「酔っていたとはいえ、この私がこんな事になるなんて……」
 整った顔立ちに困惑の表情を浮かべている。失態がどうというより先に、この後に自分の面子を保つ手が思い浮かばないのだ。

 トイレの個室に着くと、便座に腰掛ける前に下ろした下着をペーパーでそっと拭い、同様に汚れた尻を軽く拭いた。
 汚いペーパーを次々と便器に落としていく自分が無性に情けなく思う。完全には汚れを拭ききれていないだろうが、いよいよすぼめた尻が我慢の限界となってきたため、急いで便座に腰を下ろした。
「ぁあっ……」

どぼぼぼぼぉぉぉっ

 悪いものが身体から一気に抜けていく感じに一時の快感を覚える。
「はぁぁ…… ……うぅぅ…… ……」

ビュルルーーッ……

ビュルーッ ……

「ふう…… ……」
 息むたび、腹から絞り出される液は少なくなっていくが、代わりに胸のむかむかを思い出してきた。
「はあ…… 下着、どうしようかしら」
 自分で洗いそのまま履くか、他の衣類と一緒に洗濯物として出すか、姉さん達や司令に相談するか、どれか早急に決断する必要がある。
「この場で洗ったとしてもシミや臭いは消しきれないし、洗濯に出せば必然的に他の子たちにバレてしまう可能性が出てくる。この時間に勝手に洗濯をするわけにも行かない。そうなると……」
 残る選択肢が最有力だと判断した途端、酔って青かった顔が紅潮してくる。
「……姉さん達はかなり酔っていたから司令に助けてもらおう……」
 司令なら怒ったりからかったりはしないだろうが……
「絶対恥ずかしい。うぅぅ……」

霧島はしばらくトイレを抱いてうめき声を上げた後、司令のもとへ向かったという……

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